« すべての若き野郎ども/久保寺健彦 | トップページ | 大地の子(1)/山崎豊子 »

バガボンド(29)/井上雄彦

バガボンド 29 (29) (モーニングKC) Book バガボンド 29 (29) (モーニングKC)

著者:井上 雄彦,吉川 英治
販売元:講談社
発売日:2008/11/28
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「別の道を生きるときじゃないか武蔵?例えばおつうとともに――」

70人斬りの咎で囚われた武蔵。命と引き換えに、深く傷付いたその右足は、武蔵に剣を捨てることを迫る。殺し合いの螺旋から逃れられる――。そう思いながらも、武蔵は、燃え残る剣への執着に煩悶する。【講談社BOOK倶楽部HPから】

今、読んでいる漫画で読みつづけいているのがこれ。少し中とばしで、吉岡一門との決闘あたりから再開したのですが、武蔵の鬼気迫る描写と決闘シーンの圧倒的迫力で、再び読み続けています。

まだ、発売されてから間もないので、ネタは少々控えめにしておかなくてはと思いつつ、悩みながら書いています。この武蔵は原作を超えたと言っていいと思いますね。
吉岡一門との70対1の決闘を制した武蔵。もはや、剣の道では生きられない負傷を追ってしまう。

沢庵は、そんな武蔵に別の道を生きることを説きます。侍として主君に仕えおつうとともに生きる道を。負傷のいえない武蔵の中で、剣を捨てること、今まで戦ってきた破ってきたものたちの亡霊や自身の懊悩に苦しむとともに、沢庵の説くことを、かみ締めながら、囚われの身として過ごしていきます。

刀は鞘に納めるもの。いかにして、戦わずして鞘に納めることができるのか。
武蔵の苦悩は続きます。
一方で、これまで武蔵の人生に絡んできた、小次郎や又八も次第に武蔵との人生に交差の時が近づいています。
ここまでくると、井上さんの上手さと、人生とは何ぞやという人生観まで教えてくれる指南書ともいえる、コミックになってきました。おそらく、30巻も読みます、わたし。

|

« すべての若き野郎ども/久保寺健彦 | トップページ | 大地の子(1)/山崎豊子 »

コミック」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/412894/25751095

この記事へのトラックバック一覧です: バガボンド(29)/井上雄彦:

« すべての若き野郎ども/久保寺健彦 | トップページ | 大地の子(1)/山崎豊子 »